まかろん日記

2歳と0歳の姉妹の子育て中。人には言いにくい出産、育児のモヤモヤを書いてスッキリするためのブログです。

出産記録後編。

続きです。

分娩台に乗ると体勢が変わったからか、立って歩いたからお産が進んだのか、体がねじけてしまうほど痛くなった。

1分位も経っていないのにあまりの変わりように大パニックになる。
「どこに捕まればいいですか!??」
と捕まるところを必死に探す。

捕まるところがない。ないないない!!どうしよう!!怖すぎる!!
「捕まらなくていいの。」と言われるが、いやいや捕まらないとダメに決まってるでしょ!!とないのに探し続ける。

なんか崖から落ちそうで捕まるところを必死に探している感覚に似ていました。

もう勝手にいきんでしまう。
内診した助産師さん「あともうちょっとですねー」

そんなわけない。いやむり。このままの状態で待てるわけがない。

前回のお産の時の分娩台は仰向けになったときに、腰のところに握る所があったけど、この分娩台にはなぜかない。

もう勝手に横を向いた体勢で分娩台の上の柵?をつかんで「うーーーん」といきんでしまう。やりたくてやってるんじゃないんです。勝手にやってしまうんです。

夫もなぜかいない。最後の頼みの夫がいなくて本当に不安でした。

助産師さんに「ハッハッハッハッて息してごらん」と言われるができない。

「できない!!」と言いながらまた勝手にいきむ。

この様子を見て助産師さんが着替え始める。

夫ようやく登場。テレビで見るような手術の時に着るような服着てる。それ着てたんだと一瞬で理解する。

「どうしたらいい??」「ハッハッハッハッて息して」「ハッハッハッハッ」全く楽にならない。むしろハッハッハッハッ言ってるだけでうまく息できない。

夫に捕まる。腕や手では全く足りない。夫を引き寄せ、抱き締める感じの体勢になり勝手にいきむ。

助産師さんが足に何かを履かせる。その時点でお尻丸出しだった気がする。

「赤ちゃん苦しいからきちんと息して!」と言われるけど全然できない。でもそうだった!と思って落ち着いて息してみるけどまたすぐにいきみたくなってしまう。

ものすごくでっかいうんちがしたい!!
「うんち出ちゃうーーーー!!」と叫ぶ。このいきみのときに「ビシャーー」と温かいものを感じる。破水か?よくわからなかったけど破水だと思う。誰も説明する間もなく、ありったけの力でうんち出そうとする。 

股が裂けた感じがして太ももにビシャビシャッと何かがあたった気がする。たぶん裂けた出血。

このでっかいうんちが赤ちゃんの頭でした。
「頭でたよ!力抜いて!!」と言われ力を抜くと赤ちゃんの全身が出てくる。

赤ちゃんの泣き声がした。よかった…生きてる。

夫に「女の子だよ!!」と言われる。もうどっちでもうれしい。無事に生まれてよかった…

痛いのが終わったのと、大パニックになっていたので無事に赤ちゃんが産まれた安堵で「ありがとうございます!ありがとうございます!」と助産師さんに何度もお礼を言う。

しばらくして赤ちゃんがお腹の上に乗る。青白い。本当に青白いと言う言葉がぴったりなほど青白かったです。

それを見て「ごめんね。苦しかったよね」の言葉をかけてしまう。長女の時は真っ赤な赤ちゃんだったので本当に申し訳なく思いました。

まだ胎盤も繋がった状態で青白くて写真も撮る気持ちにもなりませんでした。本当に申し訳なくて、やっちまった感から逃れたくて助産師さんと夫でへその緒を切ってる時は見ることができませんでした。

へその緒を切って、赤ちゃんを温める台に移動したころには普通の肌の色になっていました。本当に一瞬で青白くなくなったので、胎盤切って自分の力で呼吸し始めたからかなぁと思いました。

その後入院中はパニックになってまともなお産にならず、あっという間に産んでしまったこと、結果赤ちゃんが苦しくて青白くなって産まれてきたことを心の中で責め続けてしまいました。

分娩室から入院する部屋に移動してきたころには泣きたくて仕方がなかったです。

退院前にお産後のお母さんの心のケアで助産師さんとお話してわかったのですが、青白い赤ちゃんも普通にいるそう。

気にしなくても大丈夫。ダメだったところじゃなくて良いところを見ていこうとアドバイスされました。それで退院するころには自分を責めることなく、自分はがんばったと認めてあげることができました。



陣痛に気づいてから7時間で産むことができました。前回は2日間位かかったので本当にあっという間に終わってしまいました。

分娩室に入ってからはよくわからないですが10分~15分位だと思います。

アロマもソフロロジーも使いませんでしたが、無事に産まれたのでよかったです。

ソフロロジーについてはやってよかったです。本当に力を抜いてリラックスすると陣痛楽になります。産む直前はソフロロジーなんか考えられませんでしたが、ソフロロジーの病院では呼吸法とかリードしてくれるので、きっとかなり楽に産めるんじゃないかなぁ。

最後に
夫にしがみついて頭かきむしったり、すごい力でしがみついて叫んだりしましたが、本当に一緒に産んだ気がするので感謝してます。きっとびっくりしたと思いますが。


自宅に戻ってきて書いているので、落ち着いて書けていないので、読みにくいとは思いますが、出産記録はこれで終わりです。

そのうちあとがきも書きたいです。でもひとりで二人見ると全然ブログの時間がないのでいつになるかわかりませんが…